浮島でウサギを抱く

「浮島でウサギを抱く」【ケータイ小説&SNSはGocco/ごっこ】
  • ファンタジー
  • 2008/05/31 最終更新
  • 全15ページ(13,712文字)
  • 竹内つう
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  • ブックURL:http://gocco.jp/b/takeuti2

この本の説明

 スランプに陥った作家(私)が、ふとしたきっかけで浮島であると噂される島に足を運ぶ。そこで、島渡しをしている灰田さんと出会い、いきがかり上、灰田さんの家に滞在することになる。島には言い伝えがあった。この島は、海に浮かぶ大亀であるという。私がそのことを知るや否や、小説のアイデアがどんどん溢れてくるようになる。嬉々としながらも、この島に神秘的な何かを感じとり、ここに居を構えようと決心する。しかし、その夜、不可思議な夢を見る。夢の中には老婆が現れ、「この島に住むものは、煩悩を捨て去った人々ばかり。あんたはただ、その浄化された煩悩を盗み見ていただけだ」と教えられ、島を去れと諭される。その夢がただの夢でないことを感じながら、私は島を去る日を迎えた。帰りの船の上で、灰田さんに夢の話をすると、同じ夢を見たことがあると言う。その夢のせいで腰を落ち着けることなく、島渡しとして本土とを往復していると付け加えた。遠ざかる島を見つめながら、あそこが自分がいるべき場所なのか、私は迷う。その瞬間、島はくらくらと揺れた。錯覚かと思い、それから目を離さずにいたが、もう二度と揺れることはなかった。

このブックへの評価とレビュー

このブックへのレビュー1件 (平均評価5.0)

美談

とても不思議なお話でした。
私は島旅を趣味にしています。
島というのは閉鎖的な空間です。
と同時に神秘的な空気も併せ持っています。
島内に漂う空気は、内地とは明らかに違います。
海で隔てられているだけで、全く異質な世界となるのです。
そんな島の特性がリアルに描かれていました。
ストーリー云々よりも、島の空気、神秘性を味わうお話ですね。
エンディングも良かったです。

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本の分析

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